ゴーハイレベルの価格体系を実際に使ってみた感想【2025年版】

「えっ、ちょっと待って、この20$の請求って何???」

私がゴーハイレベルを使い始めて、2カ月ほど、経ったときに、ANAダイナース法人カードをチェックしていて思わず声をあげた瞬間です(実際には、課金のたびに、メールが飛んできます。ただし英語)。

幸い金額自体は大きなものではなかったんだけど(桁がもう一個上だったら、声を出なかったかもしれない)、全て月額費用にオールインワンと思っていたゴーハイレベルの価格だっただけに、衝撃が大きかったです。

理由は、試しに使ったホームページ制作の際の、AIサイトビルダー機能がオプションだったこと。

マーケティングツールの導入を検討していた私が、ゴーハイレベル(GoHighLevel)を3ヶ月使ってみて分かった料金の実態をお伝えします。公式サイトだけでは見えてこない、実際にかかる費用について詳しく解説していきます。

目次

ゴーハイレベルの基本価格は3プラン

まず押さえておきたいのが、ゴーハイレベルには主に3つの料金プランがあるということです。

スタータープラン(月額97ドル)

私が最初に選んだのがこのプランでした。日本円で約14,500円という価格設定は、他のマーケティングツールと比較しても手頃な印象です。小規模事業者や個人事業主の方なら、このプランから始めるのがおすすめです。サブアカウントは3つまでという制限がありますが、連絡先やユーザー数は無制限で使えます。

アンリミテッドプラン(月額297ドル)

複数のクライアントを抱える代理店向けのプランです。月額約44,500円とスタータープランの3倍近い価格になりますが、サブアカウントが無制限になり、APIアクセスやホワイトラベル機能が使えるようになります。私も事業が拡大してきた2ヶ月目にこちらにアップグレードしました。

SaaSプロプラン(月額497ドル)

最上位プランは月額約74,500円と高額ですが、自社ブランドでサービス展開したい方には必須の機能が揃っています。再販売機能やスプリットテストなど、本格的なビジネス展開に必要な機能が含まれています。

年払いで約17%の節約が可能

実は年払いにすると、かなりお得になることを後から知りました。例えばスタータープランなら年額970ドルで、月払いと比べて194ドル(約29,000円)も節約できます。長期利用を考えている方は、最初から年払いを選択することをおすすめします。

見落としがちな追加費用の実態

ここからが重要なポイントです。基本料金だけでは済まない追加費用について、実際の利用経験から詳しくお話しします。

AI機能の従量課金に注意

ゴーハイレベルの魅力的な機能の一つがAI機能ですが、これが意外と費用がかさむポイントでした。

私の場合、AIチャットボットを顧客対応に使い始めたところ、最初の月で予想外の請求が来ました。短い応答なら1件数円程度ですが、複雑な質問への回答や長文生成になると、1件あたり数十円かかることもあります。月間1,000件の対応で、追加で5,000円〜10,000円程度かかった月もありました。

AIライティング機能でブログ記事を作成する場合も同様です。3,000文字程度の記事を1本生成すると、だいたい10〜20円程度。毎日1記事作成すると月額300〜600円の追加費用が発生します。

メール配信にも別途費用が必要

これは盲点でした。ゴーハイレベルの基本料金にメール配信費用は含まれていません。

月1,000通までは無料、それを超えると1,000通あたり約120円かかります。メールマーケティングを本格的に行う場合、月1万通送信すると約1,200円の追加費用が発生します。

さらに、独自ドメインでのメール送信には、ドメイン取得費用(年額1,500円程度)と認証設定が必要です。この設定を怠ると、メールが迷惑メールフォルダに入ってしまい、せっかくの配信が無駄になってしまいます。

実際の月額費用はいくらになるか

私の3ヶ月間の利用実績から、実際にかかった費用をまとめてみました。

1ヶ月目(スタータープラン)

  • 基本料金:14,500円
  • AI利用料:3,000円
  • 合計:約18,000円

2ヶ月目(アンリミテッドプラン)

  • 基本料金:44,500円
  • AI利用料:8,000円
  • メール配信:1,500円
  • WordPressホスティング:2,250円
  • 合計:約56,250円

3ヶ月目(本格運用)

  • 基本料金:44,500円
  • AI利用料:15,000円
  • メール配信:3,000円
  • その他オプション:5,000円
  • 合計:約67,500円

コストを抑える実践的な方法

3ヶ月使ってみて見つけた、費用を抑えるコツをお伝えします。

AI利用の最適化

営業時間外だけAI対応を有効にすることで、利用料を約40%削減できました。また、よくある質問には定型文を用意し、AIを使わずに自動返信する仕組みを作りました。

いちばん、AIでの文章作成は、ゴーハイレベルの上では行わず、普段使っているChatGPTや、Geminiなどを使うことがおすすめです。

段階的な導入

最初からすべての機能を使うのではなく、必要な機能から段階的に導入することで、無駄な費用を避けることができます。

まとめ:ゴーハイレベルの価格は投資対効果で判断すべき

ゴーハイレベルの価格は、基本料金だけ見れば月額14,500円から始められますが、実際には追加費用を含めると月3〜8万円程度かかることが多いです。

ただし、これだけの費用をかけても、営業効率の向上や顧客管理の自動化により、十分な投資対効果が得られると感じています。私の場合、導入後3ヶ月で売上が1.5倍になり、費用以上のリターンを得ることができました。

導入を検討している方は、まず14日間の無料トライアルで実際の使用感と費用感を確認することをおすすめします。特にAI機能をどの程度使うか、事前にシミュレーションしておくことが重要です。

ゴーハイレベルは確かに優れたツールですが、価格面では計画的な利用が成功の鍵となります。この記事が、皆さんの導入判断の参考になれば幸いです。

うっかり、AI機能を使って、別途請求されて驚いたりすることを避けることができます。

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この記事を書いた人

(株)トレジャーハンティング、アイ・シー・エス通商(株)、(株)ヒミコ代表取締役。15年以上、自社のネット集客を手掛けてきた実績をもとに、ネット集客コンサルティングを行ってきた。現在、GoHighLevelを使ったGoogleマップレビュー代行を中心に活動している。

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