地図アプリで自分の店を検索したことはあるでしょうか。名前は出てくるのに、住所が古いままだったり、営業時間が実態と違っていたりする。気づいてはいても、忙しくて手が止まっている経営者は多いと思います。
広報活動というと、ホームページを作り、SNSを運用するところから考えがちです。でも実際にお客さんの来店や電話につながる入り口として、まず効くのは地図です。ホームページやSNSより先に、費用をかけずに今日から手を付けられる作業がここにあります。
実際、僕自身も最近、鍵をなくして近くの鍵屋を地図で探したことがあります。出てきた候補は3件ほど。その中から選ぶ決め手になったのは、距離の近さよりも、レビューがついているかどうか、店舗の情報がきちんと整っているかどうかでした。地図の情報が整っているかどうかで、比較の土俵に乗れるかどうかが決まります。
地図の登録は、アカウントがなくても始まる
Googleビジネスプロフィール(GBP)への登録は、アカウントを持っていなくても始められます。地図にまだ載っていない店舗や事業所があれば、その場で情報を追加することができます。すでにアカウントを取得していれば、ビジネスオーナーとして名称や住所を修正できます。
ホームページの制作やSNSの運用と並べて語られることが多い作業ですが、優先順位で言えば地図が先です。ホームページを作り込む前に、まず地図の情報を今の実態に合わせておく。それだけで、検索してきたお客さんが迷わず店にたどり着けるようになります。
名前・住所・電話番号は一字一句そろえる
登録内容でいちばん大事なのが、ビジネス名称・住所・電話番号を、ホームページやSNSの表記と完全に統一することです。
表記がずれていると、お客さんは「同じ店なのか、別の店なのか」を判断できません。支店の略称、住所の書き方、電話番号の桁の区切り方まで、細部を一致させておく必要があります。
営業時間は、実態とずれた瞬間にクレームになる
営業時間の登録も見落とされがちですが、放置すると直接クレームにつながります。祝日や年末年始は年によって日付が変わるので、そのつど更新が必要です。
「地図には営業中と出ているのに、行ったら閉まっていた」という経験をしたことがある人は多いはずです。これは電話がかかってくるだけでは済まず、低い評価のレビューとして残ることがあります。ある観光レンタカー会社の実例では、家族が店番を手伝っていた時間帯の様子を、来店客に誤解を含む形でレビューに書き込まれたことがありました。営業時間や店内の様子は、こちらが思っている以上に見られています。
レビューは、待つのではなく直接お願いする
いいレビューがたくさんついていることは、来店のきっかけとして一番効きます。ここは待っていても増えません。来店してくれたお客さんに、その場で、あるいはSNSやメールで、レビューを書いてほしいと直接お願いするのが近道です。
「今日はありがとうございました。よろしければ地図の評価にひとこといただけると嬉しいです」という一言を添えるだけで十分です。
今日からできること
ホームページを作り直す前に、まず自分の店を地図アプリで検索してみてください。名称・住所・電話番号がホームページやSNSと一致しているか、営業時間が今の実態と合っているか。その2点を確認するだけでも、今日から手を付けられます。
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