ファネルのページはAPIで書けない。フォームの項目を鍵なしで取る方法と、書ける3つの口

「GoHighLevelのサイトを、Claude Codeから作って更新してほしい」。この依頼は、自然に出てきます。ところが、ここでの失敗は、ほとんど毎回のように「権限が足りない」という誤診で終わります。

私たちは、公式のMCPの操作の一覧を全数で数えて、この疑問に決着をつけました。結論は、権限の話ではなく、そもそも口が存在しない、というものです。

目次

ファネルの口は7本だけで、ページを書く口は0本

公式のMCPには、操作を検索する口があります。私たちは、ドメインと種類(読む、書く、消す)で絞って、ファネルの口を全数で数えました。

  • 読む:4本(ファネルの一覧、ファネルのページの一覧、ページの件数、リダイレクトの一覧)
  • 書く:2本(リダイレクトの作成、リダイレクトの更新)
  • 消す:1本(リダイレクトの削除)

ページの作成、更新、複製、公開、要素の差し替えは、0本です。401は1本も出ていません。権限が足りない、のではなく、カタログに無いのです。

別の角度でも同じ結論になった

別の便で、検索の語を60通り当てて、重複を除きました。操作は292本、ドメインは30でした。ファネルは、やはり7本です。サイトを新しく作る口も、0本でした。

器であるサイト自体も、APIでは作れません。ページ単体の読み出しは401(この口はまだ対応していない)、「サイト」や「ウェブサイト」というドメインの口は404でした。

ページの中身も、返ってこない

ページの一覧が返すのは、IDや名前、所属するファネル、削除の有無、更新日時だけです。HTMLは1バイトも返りません。そのため、MCPだけでは、ページの前後の差分も取れません。

サイトのHTMLを触る仕事は、画面の操作以外に道がありません。仕事を受けたら、最初に書く口を数えるのが、遠回りしない方法です。

会話から動かせるのは、3つだけ

では、MCPやAPIで動かせるものは何か。私たちが確かめたのは、次の3つです。

  • カスタム値:作成、更新、削除。ページの中に差し込む値を、あとから入れ替えられる
  • メディア:既存のオブジェクトの更新。ただし、ファイル本体をアップロードする口はない
  • ブログ:作成と更新。削除の口はない

ブログの更新には、気をつけたい点があります。本文を直す更新で、文字数の項目を付けないと、本文を黙って捨てることがありました。応答は200で、版も進みますが、本文は元のままです。更新のあとは、いつも読み戻して、本文を突き合わせます。

ブログの一覧にも、読み方の癖があります。状態を指定しないと、公開済みの記事だけが返ります。下書きを読みたいときは、状態を下書きに指定します。1回に取れる件数の上限は50件です。

フォームの項目は、公開ウィジェットから取れる

フォームについては、うれしい発見がありました。フォームの項目を知りたいとき、フォームのIDで読み出す口は、項目を返しません。応答は200ですが、項目の配列は空です。ここで「項目は取れない」と結論するのは早すぎます。

鍵もブラウザも要らない

フォームの公開ウィジェットを読むと、送信時に飛ぶ項目のキーがそのまま見えます。ウィジェットは、公開されている普通のページなので、User-Agentを1行付けるだけで読めます。鍵は要りません。

ウィジェットのHTMLからは、次のものが取れます。

  • 入力欄の name(送信されるキー)
  • ラベル(日本語の表示名)
  • 必須か任意か
  • ボット対策の有無

カスタム項目は、name がフィールドのキーではなく、フィールドのIDで返ります。カスタムフィールドの一覧とIDで突き合わせると、キーまでたどれます。

上限と、無いことが決まっている口

ページを送る口には、上限があります。422の文面で気づけます。

  • ファネルのページの一覧:上限は1回に20件で、読み飛ばしの指定が必須
  • リダイレクトの一覧:読み飛ばしの指定が必須
  • アンケートの一覧:上限は1回に50件

ワークフローのステップを返す口は、ありません。スナップショットの作成も、公式のAPIにはなく、画面の仕事です。無いことが決まっているものを、毎回確かめ直さないようにしておくと、時間が節約できます。

公開されているかは、2つの手がかりでわかる

ファネルが外から見えるかどうかは、一覧の生データの domainId でわかります。空なら、独自ドメインが未接続で、外からは見えません。

ページに中身があるかどうかは、更新日時でわかります。更新日時が作成日時と秒まで一致していれば、一度も編集されていない空の枠です。本文を返す口が無いので、これが機械で取れる唯一の手がかりでした。私たちの実測では、15ページが全部この状態でした。

次に読む

口を数える方法は、公式のMCP全体にも使えます。MCPで「全アカウントを1回の認証で」と言えるのはどこまでかは、公式MCPの記事にまとめました。

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この記事を書いた人

(株)トレジャーハンティング、アイ・シー・エス通商(株)、(株)ヒミコ代表取締役。15年以上、自社のネット集客を手掛けてきた実績をもとに、ネット集客コンサルティングを行ってきた。現在、GoHighLevelを使ったGoogleマップレビュー代行を中心に活動している。

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