事業所の1日の流れを、ホームページでわかりやすく見せる

事業所のホームページには、理念やサービスの説明、所在地や連絡先が載っています。けれど、利用を考えている方が本当に知りたいことは、別のところにあることが少なくありません。

それは、「ここに通ったら、1日をどう過ごすのか」ということです。朝は何時ごろに着いて、どんな作業をして、お昼はどうしているのか。帰りは何時ごろになるのか。私は、事業所の1日の流れを、ホームページでわかりやすく見せておくことをすすめています。

目次

1日の流れが、いちばん知りたいこと

見学の申込や問い合わせの電話で、よく聞かれることを思い出してみてください。「どんな作業をするのですか」「休憩はありますか」「お昼ご飯はどうしていますか」。どれも、1日の過ごし方についての質問です。

ご本人にとっても、ご家族にとっても、新しい場所に通うことは不安が大きいものです。1日の流れが目に浮かべば、その不安はずいぶん小さくなります。

時間の順に、短く書く

1日の流れは、時間の順に書きます。朝の到着、朝の会、午前の作業、お昼、午後の作業、掃除、帰りの会、帰り。この順に、それぞれ短く説明します。

1つの時間帯の説明は、2行か3行で十分です。長く書くと、読む人が途中で疲れてしまいます。「午前の作業では、それぞれの得意なことに合わせて作業を選びます」のように、何をするのかがわかる文を1つ置きます。

時刻を書く場合は、だいたいの目安であることも添えておきます。日によって変わることがあると伝えておけば、あとで「書いてあった時間と違う」と戸惑わせずに済みます。

休憩と、困ったときのことも書く

作業の内容だけでなく、休憩のことも書いておきます。疲れたときに休める場所があるか、休憩の時間はどう決まっているか。無理をせずに過ごせるかどうかは、通う方にとって大切なことです。

困ったときに誰に相談できるかも、一言添えておきます。「わからないことがあれば、近くの職員にいつでも声をかけてください」と書いてあるだけで、初めての方は安心できます。

写真は、人より場所と作業を

1日の流れに写真を添えると、ぐっとわかりやすくなります。ただし、写真の選び方には気をつけます。

利用者さんの顔が写った写真は、ご本人の同意がない限り使いません。代わりに、作業をしている手元や、作業場の様子、休憩のスペース、お昼を食べる部屋などの写真を使います。場所と作業の写真だけでも、1日の雰囲気は十分に伝わります。

相談できるAIに、下書きを手伝ってもらう

1日の流れを文章にするのは、慣れていないと時間がかかります。そこで、相談できるAIに下書きを手伝ってもらいます。

職員が話した1日の流れを箇条書きで渡し、「利用を考えている方に向けて、時間の順にやさしい言葉でまとめて」と頼めば、下書きができます。できた下書きは、実際の1日と合っているか、職員が必ず確かめてから載せます。

季節や曜日で違う日も、書き添える

事業所によっては、曜日によって作業の内容が違ったり、季節の行事がある日だけ流れが変わったりします。そうした違いも、短く書き添えておきます。

「金曜日の午後は、みんなで作業場の掃除をします」「季節の行事の日は、午後の作業の代わりに行事を行います」といった一言があると、通う方は1週間の過ごし方までつかめます。

初めて通う日の流れも、別に書いておく

通い始めの日は、ふだんの1日とは流れが少し違うことが多いものです。書類の確かめがあったり、作業場の案内があったり、最初は短い時間で帰る日を設けていたりします。

こうした初日の流れも、別に書いておくと親切です。「初めての日は、職員が作業場を一緒に回って案内します」「最初の数日は、午前だけで帰ることもできます」といった内容です。通い始める前の方がいちばん不安なのは、初日のことだからです。

初日の持ち物や、着いたらまずどこへ行けばよいかも添えておくと、当日の朝に迷わずに済みます。

見学の案内と、同じ言葉を使う

ホームページに書く1日の流れと、見学のときに職員が話す内容は、同じ言葉でそろえておきます。ホームページでは「朝の会」と書いてあるのに、見学では「朝のミーティング」と呼んでいると、聞く側は別のものかと戸惑います。

ホームページの1日の流れを、見学の案内の台本としても使うようにすると、言葉が自然にそろいます。

変わったら、すぐに直す

1日の流れは、事業所の運営に合わせて変わることがあります。作業の内容が変わった、お昼の時間が変わった。そうしたときは、ホームページもすぐに直します。

直す係を決めておき、流れが変わったら係に伝える決まりにしておくと、古いまま放っておかれることがなくなります。

まとめ

利用を考えている方がいちばん知りたいのは、事業所での1日の過ごし方です。時間の順に短く書き、休憩や困ったときのことも添える。写真は人より場所と作業を選び、下書きは相談できるAIに手伝ってもらう。そして、変わったらすぐに直す。1日の流れが見えるホームページは、見学に来る前の不安を和らげる、いちばんの案内になります。

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この記事を書いた人

(株)トレジャーハンティング、アイ・シー・エス通商(株)、(株)ヒミコ代表取締役。15年以上、自社のネット集客を手掛けてきた実績をもとに、ネット集客コンサルティングを行ってきた。現在、GoHighLevelを使ったGoogleマップレビュー代行を中心に活動している。

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