AIを入れたのに、思ったより遅い。そう感じたことはありませんか。指示を出しても、返ってくるまで待つばかりで、その間は手が止まる。僕自身、Antigravityで原稿を作っていた頃、まさにこの状態でした。ところが、開いていたプログラムを閉じただけで、作業が2〜3倍速くなりました。この記事では、そのときの体験と、今日から試せる手元の片付け方を書きます。
原稿1本に15〜20分かかっていた頃
当時は、Antigravityで原稿を作っていました。原稿1本に、15〜20分かかっていました。AIが動いている間は、待つしかありません。次の指示を出したくても、前の作業が終わらない。せっかくAIを入れたのに、なぜこんなに遅いのか分かりませんでした。
道具が重いのか、自分の頼み方が悪いのか。原因が見えないまま、待つ時間だけが積み重なっていく。社長の時間は、待つためにあるわけではありません。それなのに、画面の前で終わるのを眺めている時間が長かったのです。
速さを決めていたのは、手元のPCだった
調べてみて、分かったことがあります。Antigravityの速さは、PCのメモリで決まるということです。まずローカルのメモリ、次にCPUの能力。道具そのものの性能より先に、自分のPCの状態が効いていました。
そこで、自分のPCを見直しました。Chromeをはじめ、いろいろなプログラムを開いたままにしていました。いつか使うかもしれない、と思って閉じずにいたものばかりです。
半分〜3分の2を閉じた日
開いていたプログラムを、半分〜3分の2閉じてみました。結果は、はっきりしていました。「スピードがもう本当2倍、下手したら3倍になりましたね」原稿づくりの待ち時間が、大きく減りました。
道具を替えたわけでも、頼み方を変えたわけでもありません。手元の画面を片付けただけです。遅さの原因は、AIの側ではなく、僕の開きっぱなしの画面にありました。
振り返ると、開いていたものの多くは、その日の原稿づくりには使っていないものでした。使っていないのに、PCの力を取り合っていた。AIに速く動いてほしいなら、AIが使える場所を空けておく。考えてみれば当たり前のことですが、自分では気づけていませんでした。
今日から試せる、手元の片付け方
ここからは、同じことを自分のPCで試すための手順です。画面の見え方はPCや版によって違うので、考え方を中心に書きます。
1. 今、何が開いているかを見る
まず、画面の下のタスクバーを見て、開いているものを数えてみます。Windowsなら、Ctrl と Shift と Esc を同時に押すとタスクマネージャーが開きます。そこに並ぶ一覧で、どのプログラムがメモリを多く使っているかが見えます。数字の意味を細かく覚えなくて大丈夫です。上のほうに並んでいるものが、手元を重くしている候補です。
2. 使っていないものから閉じる
次に、今の作業に使っていないものを閉じます。ブラウザのタブは、開いた数だけ重くなりやすいものです。読み終わった記事、昔開いた管理画面など、今いらないタブから閉じていきます。閉じるのが不安なら、残したいページは先にお気に入りに入れておくと安心です。
3. AIに同じ作業を頼んで、待ち時間を比べる
片付けたら、いつもと同じ作業をAIに頼んでみます。閉じる前と後で、返ってくるまでの時間を比べる。体感でも構いませんが、時計で見るとはっきりします。変わったと感じたら、それが自分のPCにとっての答えです。
4. 片付けても重いときは、PCを再起動する
閉じたはずなのに重さが変わらないときは、一度PCを再起動してみます。長くつけっぱなしにしていると、閉じたつもりのものが裏で動き続けていることがあります。再起動の前には、開いている文書を保存しておきます。立ち上がったら、AIの作業に使うものだけを開き直します。
5. 作業の前に閉じる習慣にする
一度片付けても、気づくとまた開きっぱなしになります。AIに大きな作業を頼む前に、使っていないものを閉じる。この順番を習慣にしておくと、待ち時間が戻りにくくなります。社員にAIを使ってもらうときも、この一手を最初に伝えておくと、遅くて使えないという声が出にくくなります。
気をつけること
閉じる前に、保存していない書きかけの文書がないかを確かめてください。保存せずに閉じると、書いた内容が消えてしまうことがあります。また、タスクマネージャーで名前の分からないものを無理に止めるのは避けます。分からないものは触らず、自分で開いたものだけを閉じれば十分です。
今から始める社長へ
AIが遅いと感じたとき、つい道具のせいにしたくなります。でも、原因が自分の手元にあることもあります。道具を疑う前に、まず自分のPCの状態を見る。開いているものを減らして、変わるかどうかを自分の目で確かめる。
AIエージェントを入れたのに遅くて使えない、と感じている方もいると思います。当時の僕も、まさにそう感じていました。答えは、開きっぱなしの画面の中にありました。新しい道具を探す前に、まず手元を片付けてみてください。
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