口コミに返事できていない社長へ——AIの下書きで毎週返す手順

Googleマップにお店や会社の情報は出ている。口コミも来ている。けれど、返事はしていない。良い口コミはうれしいのに、返す時間が無い。悪い口コミには何と返せばよいか分からず、そのままにしている。そんな社長は多いと思います。この記事では、AIに返事の下書きを作らせ、自分で直してから返す流れを、30分で始められる手順にして書きます。

目次

返事は「1回の設定」で回る

2025年7月、僕は提携の候補だった方に、「Googleマップの口コミへの返事は、AIに設定すれば手間はゼロに近づく」と説明しました。9月には、ランチセミナーにGoogleマップ集客の講師として登壇し、口コミへの返事をChatGPT・Genspark・Claudeで書く方法を紹介しています。

クリニックのお客様には、AIが下書きを作り、人が手直しして返す流れを実演しました。いきなり全部を自動にせず、人の目を一度通す形です。ゴルフ練習場のお客様には、過去の口コミにもAIでさかのぼって返事をする運用を提案しました。

僕自身、顧客管理の道具に入っているAIの機能は使わなくても、口コミへの返事だけは欠かせないと判断していました。当時の道具の名前は今と違います。それでも、やり方は今もそのまま使えます。

返事をしている店は、生きている店として語られる

2025年10月、気づいたことがあります。Googleマップの口コミを中心にSNSへ広げると、AI検索にもつながる。ChatGPTなどが答えを出すときの評価にも関わる、ということです。

AI検索で「廃業」と書かれてしまう会社もあります。返事をすることは、その裏返しです。AIは、ネットに出ている情報からお店を語ります。返事をしている店は、生きている店として語られます。口コミへの返事は、目の前のお客様へのお礼であると同時に、地図検索とAI検索で見つけてもらうための手入れでもあります。

返事の基本の形

返す前に、形を3つだけ決めておきます。

  • 良い口コミ:お礼、書いてくれた具体的な点に触れる、またお待ちしています
  • 悪い口コミ:お詫び(言い訳しない)、事実の確認と改善、直接の連絡先(電話・窓口)
  • 星だけで文が無い口コミ:短いお礼

悪い口コミに、その場で議論はしません。お客様の名前や来店日など、個人の情報を返事に書かないことも大切です。

30分で始める手順

1. 返していない口コミを全部数える

管理の画面(ビジネスプロフィール)に入り、返事をしていない口コミを数えます。件数が分かれば、この段は終わりです。

2. 頼む文を1つに固定して保存する

毎回その場で頼み方を考えると、返事の出来がばらばらになります。頼む文を1つ決めて、頼み方のメモに保存しておきます。中身は、たとえば次の形です。

  • あなたはこの会社の店長です、と役を伝える
  • 会社のことをまとめたメモを読んでから書く
  • 150字以内
  • 口コミに書かれた具体的な点に1つ触れる
  • 悪い口コミは、言い訳をせず、お詫びと改善と連絡先
  • お客様の名前や個人の情報は書かない
  • 返金など、約束できないことは書かない

3. 新しい順に10件をAIに渡す

返していない口コミを新しい順に10件、文字ごと写してAIに渡します。画面の写しを貼っても構いません。10件分の下書きができたら次へ進みます。

4. 自分で読んで直し、1件ずつ返す

下書きはそのまま出しません。自分で読んで直してから、1件ずつ返事を出します。AIが下書きを作り、人が手直しして返す。この順番が基本です。

5. 残りの件数と、毎週の数をメモする

10件返したら、残りが何件か、毎週何件くらい口コミが来るかをメモします。数が見えると、さかのぼって返す計画も立てやすくなります。

6. 毎週の返す時間を予定に入れる

たとえば「毎週月曜の朝に、新しい口コミの返事をする」と予定に入れます。返していない口コミが10件減り、毎週の時間が予定に入っていれば、最初の一歩は完了です。

つまずいたときの見直し方

どの返事も同じ文になるときは、「具体的な点に1つ触れる」が効いていません。口コミの文をそのまま渡しているかを確かめます。悪い口コミへの返事が言い訳っぽくなるときは、「事実の確認は電話で」と書き、返事の中で事情を説明しないようにします。管理の画面に入れないときは、誰のアカウントで登録したかを確かめます。昔の社員や制作会社のことが多く、権限を取り戻す手続きはGoogleのヘルプにあります。口コミの数そのものが少ないときは、お会計や納品の時に、口コミのお願いの紙かQRコードを渡します。お願いするときに、お礼の品や割引は付けません。

今から始める社長へ

口コミへの返事は、毎回の作文だと思うと続きません。頼む文を1回決めてしまえば、あとは下書きを直して返すだけの作業になります。全部を自動にする必要はありません。AIが下書き、人が確かめて返す。この形なら、悪い口コミにも落ち着いて返せます。まずは、返していない口コミを数えるところから。新しい順に10件、今週のうちに返してみてください。

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この記事を書いた人

(株)トレジャーハンティング、アイ・シー・エス通商(株)、(株)ヒミコ代表取締役。15年以上、自社のネット集客を手掛けてきた実績をもとに、ネット集客コンサルティングを行ってきた。現在、GoHighLevelを使ったGoogleマップレビュー代行を中心に活動している。

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