最初の一文が書けない社長へ——話した言葉をAIで記事にする手順

何を書くかは頭の中にあるのに、画面の前に座ると最初の一文が出てこない。そんな日が続いて、発信そのものが止まってしまったことはありませんか。僕もブログを書いていた頃、いちばん苦しかったのはこの書き出しでした。その壁は、書くのをやめて、話した言葉をAIに整えてもらうようにしてから消えました。この記事では、そのときの流れと、今日から試せる手順を書きます。

目次

最初の一文で手が止まっていた

ブログを書いていた頃、つらかったのは中身ではなく書き出しです。何を書くかは決まっている。人に説明しろと言われれば、いくらでも話せる。それなのに、白い画面と向き合うと手が止まり、そのまま時間だけが過ぎていく日がありました。

話すのは得意でも、書き始めるのは苦手。社長の多くは、同じところでつまずいているのではないかと思います。普段の打合せや朝礼では言葉が出てくるのに、文章にしようとした途端に出てこなくなるのです。

書くのをやめて、話すことにした

そこで僕は、書くのをやめて話すことにしました。話した言葉を、そのまま発信の材料にしたかったからです。流れは次のとおりです。

  • 話したものを文字起こしする
  • AIに整形してもらう
  • ブログにする
  • マルチポストで広げる

書き出しの壁は、話した内容をAIに編集させたら消えました。「AI使うと何でもない」本当に、そう感じました。白い画面と向き合う時間がなくなり、話したものを直す時間に変わったんです。

電子書籍1冊と10時間の講座まで作れた

この流れは、ブログだけで終わりませんでした。同じやり方で、自分でも電子書籍を1冊書きました。講座も10時間分を作りました。3回作り直しています。どれも、自力で作れたものです。

書き出しで止まっていた頃の僕からすると、考えられない量です。変わったのは文章の才能ではなく、書く前に話すという順番だけでした。

今日から試せる、話して記事にする手順

ここからは、話した言葉を記事にするまでの手順です。道具の画面は変わっていくので、考え方を中心に書きます。

1. 一つのテーマで、人に説明するつもりで話す

最初に、今日話すテーマを一つだけ決めます。「最近お客様によく聞かれること」「社員に何度も説明していること」のように、普段から口にしている話が向いています。スマホの録音アプリやGoogleレコーダーなどで録音しながら、目の前の誰かに説明するつもりで話します。うまく話そうとしなくて大丈夫です。言い直しや脱線も、あとで整えられます。

2. 文字起こしを一つのファイルに置く

録音を文字起こしして、テキストのファイルにまとめます。日付とテーマをファイル名に入れて、決まったフォルダに置いておくと、あとで探しやすくなります。この段階では、誤字や言いよどみは直さなくてかまいません。

3. AIに「整える」役だけを頼む

文字起こしをAIに渡し、何をしてほしいかをはっきり書きます。例えば、次のように頼みます。

  • 話の中身は変えずに、読みやすい文章に整えてほしい
  • 見出しを3〜4本に分けてほしい
  • 僕が言っていないことは足さないでほしい

大事なのは三つ目です。AIに中身を考えさせるのではなく、話した言葉を読める形にしてもらう役に絞ります。

4. 整った文章を読んで、自分で直す

返ってきた文章は、そのまま出さずに自分で読みます。言い回しが自分らしくないところ、意味が変わっているところを直します。現場の具体的な話が抜けていたら、自分の言葉で書き足します。白い画面から書くのと違って、直す作業は手が止まりにくいはずです。

5. ブログにして、ほかの場所にも広げる

直した文章をブログに載せます。同じ中身を、SNS向けの短い文や別の媒体向けの形にも直してもらうと、一度話した内容を何か所にも広げられます。これが、僕が使っていたマルチポストの流れです。

気をつけること

一つだけ、気をつけていることがあります。全部をAIに書かせると、中身が無くなる、ということです。

AIは文章を整えるのは得意です。でも、芯になるのは社長の言葉と、現場のノウハウです。そこが抜けると、どこかで読んだような文章になってしまいます。だから僕は、話すのは自分、整えるのはAI、という分け方にしています。

もう一つ、話している中でお客様の名前や社内の数字が出てくることもあります。AIに渡す前と公開する前に、出してよい情報かどうかを自分の目で確かめてください。

今から始める社長へ

書けない日があるのは、才能の問題ではありません。書き方の順番が合っていないだけかもしれません。

書く前に、まず話してみる。自分の言葉で話したものを、AIに整えてもらう。整ったものを読んで、自分で直す。この順番なら、芯は自分のまま、形だけをAIに任せられます。

話すのが得意な社長ほど、このやり方は合っていると思います。普段、人に説明しているその言葉が、そのまま発信の材料になるからです。当時の僕も、話すことから始めました。

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この記事を書いた人

(株)トレジャーハンティング、アイ・シー・エス通商(株)、(株)ヒミコ代表取締役。15年以上、自社のネット集客を手掛けてきた実績をもとに、ネット集客コンサルティングを行ってきた。現在、GoHighLevelを使ったGoogleマップレビュー代行を中心に活動している。

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