Notionに移したいのに、覚えることが多くて手が止まっていませんか。僕もそうでした。案件の管理はホワイトボードのまま、「そのうちやろう」が続いていました。それが2026年1月のある朝、寝る前にAIへ頼んでおいた案件管理表が、Notionの中に完成していました。この記事では、そのときの体験と、夜に頼んで朝に直す進め方の手順を書きます。
ホワイトボードのまま止まっていた頃
僕の会社では、案件の管理をホワイトボードで回していました。Notionに移せば片づくことは分かっていました。気持ちもずっとありました。ただ、Notionは自由度が高い分、覚えることが多い道具です。どこから手を付ければいいのか、表をどう組めばいいのか。調べ始めると、学ぶことが次々に出てきます。その学習コストの高さに押されて、何度も手が止まりました。
道具を入れたのに、使いこなす前に止まってしまう。これは僕だけの話ではないと思います。社長の仕事は、道具の勉強ではありません。案件を進め、お客様に向き合うことです。そこに時間を使いたいのに、道具の前で立ち止まってしまう。
寝る前に頼んで、朝に受け取った日
このとき使ったのが、ManusというAIです。Manusは、あらかじめMCPという仕組みでNotionにつないでありました。つまり、AIが僕の代わりにNotionの中へ入って作業できる状態にしてあった、ということです。
夜、寝る前に「案件管理表を設計して、Notionに作ってほしい」と指示を出しました。頼んだのは、何を作ってほしいかと、作ってほしい場所の2つです。そして、そのまま寝ました。
翌朝、画面を開いて驚きました。そのときの僕の言葉は「朝起きたらそれは完成してました」です。本当に、それ以上の言い方が見つかりませんでした。しかも、使った分のクレジットもほとんど減っていませんでした。一晩働いてもらったのに、という意外さがありました。
ここから、夜の使い方が変わりました。寝る前に指示を出す。朝起きたら、直してほしいところを伝える。この往復を毎晩回すだけで、Notionを一から勉強しなくても、管理表が少しずつ育っていきます。
夜に頼んで朝に直す、往復の手順
ここからは、同じ進め方を自分の会社で試すための手順です。AIと道具のつなぎ方や画面は、時期や道具によって変わります。手順は考え方を中心に書きます。
1. 作ってほしい物を1つに絞る
最初の夜に頼むのは1つだけにします。案件の管理表、顧客の一覧、日々の予定表など、今いちばん困っている物を選びます。いくつも同時に頼むより、1つを毎朝育てるほうが、出来上がりを見て判断しやすくなります。
2. AIが道具の中で作業できる状態にしておく
僕の場合は、AIを先にNotionへつないでおきました。つなぎ方は、使うAIと道具ごとに案内が違います。それぞれの案内に沿って、昼のうちに済ませておきます。夜に頼んでから「つながっていなかった」と分かると、朝に何も残りません。
3. 寝る前に「何を」「どこに」を書いて頼む
指示は長くなくて構いません。僕が伝えたのも、何を作ってほしいかと、作ってほしい場所だけでした。今の管理のやり方が分かっているなら、一言足すと答えが具体的になります。例えば「今はホワイトボードで、案件名と担当と次にやることを書いている」のように、今の形を書いておきます。
4. 朝に見て、直してほしい所を伝える
朝、出来上がりを開いて、使いにくい所を探します。直してほしい所は、1つずつ短く書いて伝えます。完璧な形を最初から求めなくて大丈夫です。出てきた物を見るうちに、自分が本当に欲しかった形も見えてきます。
5. 毎晩の往復を続ける
直しを頼んだら、また寝る前に任せます。この往復を続けると、表は少しずつ自分の会社の形に近づきます。うまくいった頼み方はメモに残しておくと、次の表を作るときにそのまま使えます。
夜に任せる前に、気をつけること
寝ている間に作業してもらうのは便利ですが、自分が見ていない時間の作業でもあります。任せる前に、次の点を確かめておくと安心です。
- 最初は新しい空のページに作ってもらい、今使っている大事なページには触らせない
- お客様の名前や連絡先は、表の形が決まってから入れる。練習の段階では仮の言葉で試す
- 朝はまず、頼んだ場所以外に変わった所がないかを見る
AIにつなぐということは、AIがその道具の中で動けるということです。どこまで触ってよいかを先に決めておけば、夜の往復は安心して毎日続けられます。
今から始める社長へ
覚えることが多くて止まっている道具ほど、自分が先に覚えようとせず、AIに作らせてみるのが近道になることがあります。道具のつなぎ方や画面は、これからも変わっていきます。ですが「寝ている間に作らせて、朝に直す」という考え方は、今始める方にもそのまま使えるはずです。
ホワイトボードの前で止まっていた僕でも、一晩で表を受け取れました。最初の一歩は、今夜の一言で足ります。寝る前に、作ってほしい物を1つだけAIに頼んでみてください。
この記事の段取りを、自分の会社で回せるようにしたい方へ
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